後ろ姿で失礼します。
ライターのおばたみなこです。
今回は白山市の鳥越で歴史に思いを馳せ、名産のそばを堪能してきました。
知的な大人向けスポットのご紹介です。
鳥越城跡(とりごえじょうあと)
鳥越城は山城ですが、県道からすいっと入って城跡の近くまで車で上ることができます。
駐車場に車を置いて、緑の庇の下を上っていきます。
すると、大きく道が開け、桝形門が登場!
この門や石垣は再建されたものだそうです。
石垣は当時のものだと思って見ていたので、帰ってから調べてちょっとがっかりしたということは私の心の中にしまっておきます。
本丸門をくぐり向けると、その先には開放的な景色!
きっもちいい~!!
鳥越城は尾根を利用した7つの平坦面からなる連郭式城郭(れんかくしきじょうかく)という造りのお城です。
連郭式城郭!名前がカッコイイ!覚えたら言いたくなる単語ですよね。
そんなときは友人やパートナーをここへ連れてきましょう。そしてドヤ顔で言ってやりましょう「ここはね、レンカクシキジョウカクって言うんだよ」と。
今も残る土塁や空堀などを見ていると、本当に戦うための城だったんだなぁと感じます。
ここから周りを見下ろすと、負ける気がしません。まぁ、負けちゃったんですけどね。
加賀一向一揆衆などについては各所に案内板があり丁寧に説明が書いてあるので、そちらを参考にしてください。
5月初旬、このあたりでは「こごみ」などの山菜も採れるそうですよ。
二曲城跡(ふとげじょうあと)
鳥越城跡近くの二曲城跡へも行ってみました。
二曲城跡へ行くには、少し山道を登ります。
入口にある木の棒、これを持って行くと下り道で活躍します。
二曲城跡までは15分くらいの道のりですが、そこそこの山登り感です。
後半はけっこうな急斜面になります。
こんな靴で行くところじゃありません。
カナヘビやオトシブミを見かけました。自然観察にもってこいです。
汗ばみ始めた頃、二曲城跡に到着。
本当にここにお城が!?とびっくりするほど面積の小さい二曲城跡。
こんなに狭い城で鳥越城と共に織田軍に最後まで抵抗していたのかと思うと、戦いの壮絶さは計り知れません。
しみじみと歴史に思いを馳せながら山を下りました。
そば処 にわか(にわか工房)
鳥越地区には名産であるそばを提供する店が点在しています。
今回は「にわか工房」の中の「そば処 にわか」でランチしてきました。
看板のこの人たち、誰なんでしょうね?聞いてくればよかった。
にわか工房店内では季節の野菜が激安(100円!)で売られていたり、そば打ち体験工房もあります。
そば打ち体験は予約制ですが、団体でも個人でも申し込むことができます。
そば処 にわか店内
外のテラスでも食事ができます。
天気の良い日は開放的なテラス席がおすすめ。
目の前にはな~んにもありません。
鳥のさえずりだけを聞きながら絶品おそばをいただく。なんて贅沢なんでしょう!
そばがき ¥300
どれもおいしかった~♪
そば通の話によると「そばがきを提供しているそば屋は間違いなく美味しい!」だそうです。
気の利く丁寧な接客で、食後のそばがきの提供タイミングも絶妙でした。
味・環境・接客、三拍子揃った「そば処 にわか」、自信を持ってオススメします!
弘法池
以前から気になっていた、日本名水百選の弘法池にも寄ってみました。
ガイドブックの写真では神秘的な池に見えたのですが、同じような写真を撮るには少々スキルが必要なようです。
実物はもっと澄んで見えて、おいしくいただくことができます。
休日には名水を汲みに来る人で賑わうこともあるそうです。
急流の河床の岩石面に生じるナベ状の穴「おう穴」は全国的にもめずらしく、「釜池」とも呼ばれます。
その昔、弘法大師が親切な老婆へのお礼に錫杖を岩に突きさし、ここに水が湧き出たという伝説も。
清らかな歴史の水を味わってみるのもまた一興ですね。
と、今回は知的な感じで締めてみました。
では、また。ごきげんよう。
スポット紹介
【鳥越城跡】
所在地:白山市三坂町
TEL:076-274-9579(白山市文化財保護課)
【二曲城跡】
所在地:白山市出合町チ−121
TEL:076-274-9579(白山市文化財保護課)
【にわか工房】
所在地:白山市三ツ屋野町ト3-7
TEL:076-255-5930
営業時間:AM10:00〜PM5:00(そば処は AM11:00~PM3:00)
公式HP:http://niwakakoubou.jp/
【弘法池】
所在地:白山市釜清水町ホ78
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