白山比咩神社
白山さんこと白山比咩神社は霊峰白山を御神体とする全国2000社以上もある白山神社の総本山なのです。
白山比咩神社のご祭神である白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)は、菊理媛尊(くくりひめみこと)といいます。
みなさん菊理媛についてご存知ですか?ミステリアスなひめ神と言われていて、実際菊理媛に関しては情報が少なく、古事記にも載っていないそう。日本書紀に少しだけ見つかるみたいです。
正直私は歴史的なことや難しいことが苦手なので、今回は菊理媛について調べて分かったことを簡単に書きたいと思います!
まずよく耳にするは“菊理媛イザナギとイザナミの夫婦喧嘩を止めた神様。”
日本の国土を生み出した男女の神イザナギとイザナミが夫婦喧嘩をして、そこへ菊理媛が仲直りの仲裁役として登場。彼女の意見が正しい、と二人は無事に仲直りできたと言われています。
さらに菊理媛の「くくり」は物事をまとめる、結ぶという意味にも通じるので菊理媛は古来より縁結びの神様で知られています。
菊籬媛は出会うたびに違う姿とも言われている?(白山の伝説)
奈良時代、越前に泰澄というお坊さんがいて、次に手取川の”安久濤の淵(あくどのふち)で祈っていると、白馬に乗った白山比咩大神(シラヤマヒメ)が現れてこう告げた。
「私は白山に住む女神である。私の真の姿を見たいのならば、白山の頂上まで来なさい」。
泰澄は川を渡って岩を登り、今まで誰もが行ったことのなかった白山の頂上に到り、頂上付近の”転法輪の窟(てんぽうりんのいわや)で行を重ねた。彼が36歳の時でした。
すると、翠ヶ池(みどりがいけ)の畔から9つの頭を持った竜が躍り出た。
これを見た泰澄は「このような恐ろしい姿の竜が白山の女神の真の姿ではありますまい。仮の姿でありましょう、どうか真の姿を お見せください」と念じた。
そこで、九頭の竜は十一面観音(じゅういちめんかんのん)に姿を変え、これを見た泰澄は「これぞ、まさしく白山の女神の真の姿に違いない、ありがたや」と申して伏し拝んだ。
そして、自分の目に焼き付けた十一面観音の姿を木像として刻み、白山の頂上に祀ったという。
この観音様が、シラヤマヒメ(キクリヒメ)が仏に変身した姿だと伝えられています。
言い伝えとは本当か分からないもの。ミステリアスだからおもしろい。この話から、そういえば白山比咩神社には珍しい白馬がいるじゃないか!!と私の中で色々繋がってきました。。。
少し勉強した所で参拝スタート!
正しい参拝がしたくて白山さんで働かれている方に直接聞いたのですが、基本的なルール以外はそこまで白山さんは厳しくないそう。入口は3箇所あり、どこから入っても間違いではないのですが、正式には表参道側が良いそうです。
表参道入り口側に停めてスタートです。
まず大きな一の鳥居があるので一礼してお邪魔します。鳥居、参道内の真ん中は神様が通ると言われているのでしっかり端っこを通りましょう。
この表参道の景色が大好き。木々のトンネルが何回見ても美しくて毎回感動します。
左に琵琶滝
そのあと右に老スギがあります。パワーをもらいます。
そして龍がかっこいい手洗舎が左手に。身を清めます。
手を洗う由来はみなさんご存知ですか?
古来から水には穢れを払い、身を清める力があるとされていて、神社に参拝するときは神域の手前を流れる川や湧き水で全身を洗ってお参りしていたそうです。時代とともに全身を洗い身を清めることが難しくなりこのような設備が作られたそうです。
手洗舎のすぐそばにニの鳥居があります。一礼してくぐります。
獅子が笑ってる!
ここから階段を上がりすぐに三の鳥居、大ケヤキが右手にあります。
目の前には「荒御前神社」。こちらには荒御前大神、日吉大神、高日大神、五味島大神の4柱が祀られています。
「神門」をくぐると右手にすぐ「神馬舎」。この白馬がもしかして???
正面には写真でよく見かける「幣拝殿」。人が神様に対して拝礼する場所です。本堂へは中の木の階段30段で結ばれているそうです。
こちらの横に「御神木(三本杉)」。昭和58年に昭和天皇が境内の杉の種をまかれ、その時の苗木を御神木として植樹したそうです。
拝殿から斜め前の「白山奥宮遥拝所」があります。大汝峰、御前峰、別山の「白山三山」の形をした大岩が祀られています。
次は行くのはこちら。実は最近知ったこの場所。
大きな参集殿を超えた裏側にまだ参拝する所があったのです!平成18年に造られたまだ新しい「禊場・禊社」。
名前の通り、体を清めて罪やけがれを洗い流す場所だそう。懺悔することはないですが今の所ないですが行ってきます笑
白山の伏流水の滝があり、現代風でありながらとても美しい場所です。滝に癒されます!
道なりに階段を上って行くと「なんじゃもんじゃ」という木、さらに上がると禊社があります。こちらのエリアは南参道駐車場側に続きます。
戻って南参道側まで行ってみる。
雰囲気のある手水舎が。この手水鉢は亀岩で作られていてとても珍しいそう!独特な岩で味があります。南参道から入ってくる人は少ないので私も初めて。
この手水舎はみる価値あり!ここにはってある絵が昭和で可愛い笑
みなさん知っていると思いますが、これが正しい清め方ですよー!
側には「住吉社」。
禊場の横に位置していて、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉(よみ)の国から戻って禊を行った際に生まれた底筒男尊(そこつつのおのみこと)、中筒男尊(なかつつのおのみこと)、表筒男尊(うわつつのおのみこと)の三柱をご祭神とし、禊祓いの神として崇敬されているそうです。
鳥居を抜けると少し離れて駐車場が高い所に見えます。その周りにたくさん咲いているお花がとっても可愛かった。
南参道のエリアは誰にも会いませんでした。
本堂の方に戻り北参道側にいって見ます。
こちらは「芭蕉句碑」こちらは松尾芭蕉が白山に感銘を受けて詠んだ句です。苔と木にかこまれてすごくオシャレ。
北参道駐車場側(一番広い駐車場)の駐車場がとても広くこちらから入ってくる参拝客が一番多いと思います。
こうやって比べてみると北参道側は色々と新しい。鳥居、手水舎も綺麗でわりと現代的。
鳥居を抜けてすぐ左へ進むと「白山霊水」蛇口から白山のお水が組めます。ぬるいけれど美味しかったです!
そのまま進むと「白光苑」。
白山さんに庭があるって知ってた??ほとんどの人は知らない、もしくは行ってないと思う。今回地図で端っこまでチェックしたから気づいたけど、本当に知らなかった。。。
神社内にはあんなに人がいるのに、ここに入ったら誰もいない!
ここは1958年に作られた自然の庭園でとても静かですごく静か。池には鯉が泳いでいて、日があまり当たらないからか苔がすごく綺麗!
そして、虫か何か綺麗な青色な動いてる!っておもったらトカゲかな??後から調べて分かったけどニホントカゲらしい。尻尾の青色がすごく美しい!!すばしっこいのでがんばって近づいてズームで撮影。
今までちゃんと参拝できてなかった自分に反省しつつ、今回はたくさん白山さんについて発見できました!歴史を知ると神社参拝の気持ちも変わりますね!
Information
白山比咩神社(表参道駐車場)
しらやまひめじんじゃ
住所:石川県白山市三宮町ニ105-1
HP:http://www.shirayama.or.jp
おはぎ屋
白山比咩神社の表参道駐車場にある「おはぎ屋」。名前の通り、おはぎが美味しくて有名です。
右側の庭にある俳句BOXが気になります笑 どのくらいの人が句を書いてここに入れるのだろう。こういうアイディア見るとほっこりする。
入口では地元の野菜販売、白山の水が飲めます。
こちらでお店で人気なのが、おはぎアイスという他では見たことないアイス。アイスクリームにおはぎが乗っているのかな?と思い店員さんに聞いてみる。違った笑
細かくしたおはぎがアイスに練りこまれているそう!おはぎ大好きだからこれは食べないと!!どの味もオススメだと言われたので初回は定番そうなつぶあんを注文。
ゆっくりしてってくださいね〜って店員さんのローカル感が落ち着くわ〜
最初から柔らかめのアイスで、おはぎが混ざってるのでたっぷりのもち米や小豆がアイスと絡んで初めての食感、でもめちゃくちゃ美味しい!これはハマってしまう!
どんなに種類の多いアイスクリーム専門店でもこの本格的におはぎが入ったアイスはないだろうな〜是非一度はみんなに食べてほしいアイスです!
お食事メニューはお蕎麦、うどんメインです。おはぎ屋定食めちゃくちゃ美味しそう〜
毎月1日は一日参りで朝早くからお店がやっているみたいです。白山さん参拝の帰りに毎回寄りたいほっこりするおはぎ屋さんでした!
Information
おはぎ屋
住所:石川県白山市白山町レ122-1
電話:076-272-5510
営業時間:月〜金 9:00~16:00/土日祝 9:00~17:00/毎月1日は5:00~
定休日:無休(冬季定休あり)
HP:http://www.shirayama.or.jp